2007年12月20日木曜日

うつぼの干物



高知では開いたウツボをあぶってカツオのたたきの様にして食べるのが有名ですが、紀南地方ではたいてい干物にしてから食べることが多いです。干物にしたウツボを細く切り、素揚げにしてから砂糖じょうゆで煮詰めて味付けしたものが「ウツボの揚煮」、適当に切ってさっと火であぶってから、砂糖じょうゆをつけ、甘辛く焼き上げたものが「ウツボの照り焼き」です。頭から胴体にかけては鍋物にしたりしますが、肛門から尾にかけては固い小骨が多いのでトンカチでたたいてから唐揚げにしたりもします。
【紀南地方の郷土料理 ~その歴史と未来への可能性~】より

ウツボは昔から産後の体力回復、産婦の母乳を出すのに最適な食品で、良質のタンパク質、カルシウム、コラーゲン、鉄分が豊富な魚といわれています。又、冷え性の方には、温体効果抜群ともいわれています!なんといっても、精力増強!食べ方は軽く炙るか、素揚げでカリッと揚げて、マヨネーズに七味!私のおすすめは、カリッと揚げたうつぼを、大根卸しに・ポン酢・一味が、一押しです。
【伊勢志摩逸品市場】より

で、お味はといいますと、これが滅法美味い!んです焼くと臭みもなく香ばしくなり、皮の表面には油がフッツフッツと滲み出ます。ただしとんでもなく固い!でも、するめと同じで、噛むうちに柔らかくなり、噛めば噛むほど味が出て・・・・難点は、非常に歯にくっつくところでしょうか・・・ヌガー・キャラメルに負けぬほどひっつきます。ゼラチン質がすごく多いんだと思います。
【ネコ的快適生活術】より